ミルシテイン バッハ無伴奏ソナタとパルティータより
ミルシュタイン バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータより
バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ1番
無伴奏パルティータ2番
ナタン・ミルシュタイン(ヴァイオリン)
USA Capitol盤 レコード番号 P8298 1956年録音
マトリックスはP1-8298-D1 と P2-8298-D1
○レコ-ドの状況
音に出る傷あり
盤は目視したところ、少し荒れ気味に見えたので全体を通して試聴すると
ステレオカートリッジではパルティータ2番のシャコンヌのラスト3分程度の所で20回程度
チック音が発生しました。又その他の部分もモノラルディスクをステレオカートリッジで
再生した際に発する若干のサーフェイスノイズが発生しました。
モノラルカートリッジでは、サーフェイスノイズについては解消され快適に再生されましたが
パルティータ2番のシャコンヌのラスト3分程度の所で発生した20回程度のチック音について
は残念ながらステレオカートリッジと比べれば若干おさえられましたが、どうしても残り
ました。
モノラル録音時代のレコードはステレオカートリッジで再生した場合は、音溝の性質上ノイズを拾う場合があります。
○ジャケットの状況
汚い 全面にわたりテープで補正 ラミネート浮きあり スタンプあり 汚れ多い
EX
ジャケットは、上部、下部、背中全てテープで補修してます。さらにラミネートの浮きなど
があり傷んでいます。
〇トムさんの想い
オリジナルは10インチ盤らしいです。
12インチ盤としては相当初期に近い盤で迫力があり凄い音色で録音されてます。
演奏は鬼気迫る演奏で二度目のグラモフォン盤に比べてテンポは早めで技術的にも優れた
演奏だと思います。
モノラルですが太めのヴァイオリンの音色で心の中にまで切り込んでくるような感じが
何とも言えない良盤です。シャコンヌのチック音が残念ですが、私見としてチック音を越えた
素晴らしいレコードだと思います。
キズがあっても優秀録音盤だと思います。