ウラッハ&コンチェルトハウス ブラームス
ブラームス作曲 クラリネット五重奏曲
レオポルド・ウラッハ (クラリネット)
ウィーン・コンチェルトハウス弦楽四重奏団
USA WESTMINSTER盤 レコ-ド番号 WL5155 モノラル録音 1952年録音
○レコ-ドの状況
音に出る傷あり(少し)
NM-
盤を目視したところ、全体的に荒れ目にみえたので全面にわたり先ずはステレオカートリッジで試聴したところSideBの第三楽章で一回、第四楽章で一回チック音を確認しました。
それ以外の部分については、モノラルフラットディスクをステレオカートリッジで
再生した際に発する微細なサーフェイスノイズを聴きとった程度で思った以上にキレイ
な盤だと思いました。
モノラルカートリッジでも試聴してみましたが、SideBの計2のチック音は若干軽減された
ましたが、どうしても残ります。
その他ステレオカートリッジでは感じた微細なサーフェイスノイズについては、全く聴きとれず快適に再生されました。
モノラル時代のフラットディスクは、音溝をモノラルカートリッジで再生するように作られ
ている性質上、ステレオカートリッジでは雑音を拾うことがあります。
○ジャケットの状況
やや汚い コーティングが浮いて表面取り出し口付近はかなり剥げ落ちています。
底側が取り出し口より10センチ程度裂け
NM-~EX
写真を見てご判断願います。
コーティングが浮いて表面取り出し口付近はかなり剥げ落ちています。
また底側が取り出し口より10センチ程度裂けています。
時代を考えれば普通だと思います。
〇トムさんの想い
ズバリ! 上手い
私は、クラリネットという楽器が大好きですが、このレコードは、クラリネットの
ベスト盤だと思います。コンチェルトハウスの弦も最高です。
ウラッハのクラリネットとコンチェルトハウス四重奏団とのお互いの信頼がなしえた妙技
です。
まさにクラリネットという楽器が大好きだったと言われているブラームスが理想としていた
演奏だと思います。
若干チック音などがありますが、70年以上前に発売されたウエストミンスター盤の深い音色
がしっかり感じていただきたいと思います。XWN盤とWL盤は音のつくり方がやはり違うと
感じました。また70年以上のレコードとしては比較的キレイだと思います。